歳時記

コロナと「ものの言い方」

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コロナ禍のワイジョーを観ていると、ものの言い方の見本市である。

「可能性はゼロではない」
「現段階では」
「必ずしもそうとは言い切れない」
「あらゆるリスクを想定」
「一定程度の効果」
「今後の動きを注視する必要がある」

そして、
「専門家会議の判断を踏まえる」
「それぞれの判断において決定していただく」

要は、「わしには責任はないよ」ということを、もってまわった言い方でしているだけなのである。

さりとて、コロナの今後の見通しを訊かれて、
「さあ、わかりませんなァ」
と言ったら、専門家も政治家もメディアから袋だたきである。

だから難しい顔をして、
「今後の動きを注視する必要がある」
としか言いようがないのだろう。

さっそく、私は我が家でこの「ものの言い方」を多用している。

「コーヒー飲む?」
「現段階では不要」
「じゃ、いらないのね」
「必ずしもそうとは言い切れない」
「どっちなのよ」
「今後の気持ちの動きを注視する必要がある」

最後には「いい加減にしなさいよ!」と愚妻は怒りを爆発させる。
国民も、そろそろ政府に怒りを爆発させるべきではないかと、愚妻の怒り顔を見ながら思うのである。

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