1を聞いて10をさとる。
1を目にして10を見通す。
これが大事。
で、昨日、高速道路のSAでのこと。
駐車し、レストランに向かって歩いていると、右手のクルマに人が乗り込んでいる。
(出発するんだな)
と、私は思う。
バックライトが点き、私は足を止める。
ところが愚妻は平気な顔で歩いて行く。
それも、バックで出ようとするクルマのすぐ真後ろを。
運転手が後ろを確認してクルマは動かなかったが、確認が甘かったら事故になるではないか。
私は愚妻を叱責する。
「クルマに人が乗った段階で、動き出すと思わなければならない。バックライトが点けば、これから退がるということなのだ。1を見て10を見通せとは言わんが、2や3はさとれ」
愚妻は叱責を無視。
ノーテンキなものだ。
だが、1を目にして10を見通す私の生き方と、まったく先を見通さない生き方と、どっちが楽だろうか。
ふと、そんな思いがよぎる。
楽がいいとは言わないが、考えさせれることであった。