歳時記

必然を生き、必然を死ぬ

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法務、執筆、道場、保護司の活動と毎日が慌ただしく、予定表とニラめっこである。

今月は地方の温泉に行く予定にしていて、それどころではないのだが、一年の初めに予定を立てて宿を予約するので、しょうがない。

というか、用事は次から次へと押し寄せてくるので、プライベートの予定は先に入れておかなければ、温泉に浸かることもできないことになる。

いまさら海外は興味がないのだが、
「元気なうちに行っておかないと」
と愚妻にケツを叩かれ、しょうがないから来年の予定に入れた。

こうして予定を埋めつつ人生を終えるのかと思うと、考えさせられてしまう。
「老少不定なれば死は時を選ばず」
と、今日の法事で話しをしたばかりではないか。

「死は必然で、生は偶然」
と、坊さんはよく法話で言う。

だが、死が必然であるなら、死ぬまでは確実に生きていることになる。
すなわち「生もまた必然」である。

必然を生き、必然を死ぬ。
その先に何かが見えるような気がするのだ。

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