習慣とは恐ろしいものである。
水曜日の稽古の後、日帰り温泉へ行くようにしているが、当初は面倒で、
「行かねば」
と自分を奮い立たせていた。
なぜなら、愚妻が着替えや水を用意し、道場に置いて帰るため、
「用意させておいて、どうして行かないのよ!」
難詰するからである。
頑張って行っても、数十分で帰宅すると、
「ちょっと、もう帰ったの!」
プリプリと不機嫌で、
「サウナで足の裏を揉んできなさいよ。あっちが痛い、こっちが痛いって言うくせに。私なんか塩サウナで揉んでいるんだから」
それで仕方なく温泉に出かけていくうちに、水曜日が心待ちになってきたのである。
げに恐ろしきは習慣である。
いつつぞやもブログに書いたが、何事も継続するには、
「習慣にするぞ」
と思ってやればいいということが、実体験としてよくわかるのだ。
もともと風呂好きな私は日帰り温泉が気持ちよく、週2回にしようかという思いがよぎる。
だが、仕事や諸々の用事を考えると、ノンキに温泉に浸かっている時間があるかどうか。
マッサージも週に1度行っている。
これで日帰り温泉が週に2回になったらエライことにならないか。
だけど行きたい。
思いは千々に乱れるのだ。