歳時記

変化はウェルカム

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 昨夜は、若手僧侶のT君と都内で食事。
 結石の翌日なので、医者に処方してもらった座薬の鎮痛剤を持参したが、ことなきを得てひと安心である。
 いつもは作務衣で出かける。
 ホテルであり、雨に濡れる心配がないので、大島の作務衣にインパネスを羽織り、ソフト帽をかぶって行こうかと思ったら、
「ちょっと、痛くなったときのことを考えたらズボンのほうが動きやすいでしょう」
 愚妻に怒られ、
「なに考えてるのかしらねぇ。昨日はあんなに迷惑をかけて」
 ブツクサ言っている。
 それもそうだと思い直し、スボンにセーターにしたが、
「ちょっと、クルマで行って大丈夫なの? 途中で痛くなったらどうするのよ」
 さらに不安をあおるので、
「バカ者! 電車の中で唸れるか!」
 一喝した次第。
 僧侶のこと、葬儀の現状について意見交換。
 ギョーカイは急速に変化しつつある。
 いや、世のなか全体が大きく様変わりしつつある。
「無手勝流」で生きる者にとっては、変化はウェルカムなのだ。

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