歳時記

わが人生は、わが手中にあり

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 さる日曜日、近くの小学校体育館を借りて昇空館の演武会を行った。
 9時開始の15時終了。
 実行委員会でやってもらったので、私は椅子に座ってアクビしているうちに終わった気分である。
 今年は賑やかで楽しかった。
 プログラムを見ると、11回になっている。
 思いつきで始めた年に1回の演武会だが、いつの間にか二ケタになって11回。
 こうなると勝手なもので、欲が出てきて、これを継続させたく思ってくる。
 だが、継続しようとすると、その思いに縛られて窮屈だ。
「じゃ、やめるか」
 ということもあるかな、と思ったりもする。
 私は何でもそうだが、思いつきで始め、思いつきで手仕舞いする。
 急発進、急ブレーキ、急ハンドルだ。
『葉隠』に、「大事の思案は軽くすべし。小事の思案は重くすべし」というのがあるが、私の場合は、
「大事も小事も、みな軽く」
 というわけだ。
 愚妻はこれを「軽はずみ」と批判する。
 私もそう思う。
 だが、これからのことに対して、思慮が重ろうが浅かろうが、そんなことで正解が見つかるわけがない。
 見つかるなら、人生に失敗はあるまい。
 つまり、思慮の軽重と的中率は正比例しないというのが、私の経験則なのである。
 だから人生は軽はずみに考え、行動し、思いもかけぬ結果が訪れることに期待し、胸をときめかせたい。
 たとえ最悪の事態が訪れても、それもまた人生。
 悲観するか、笑い飛ばすか、それは私自身が決めること。
 これを称して、「わが人生は、わが手中にあり」と言うのだ。

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