昨日、交番の中年おまわりさんが巡回で道場へやってきた。
心強い限りで、丁重に応対していると、
「ところで旦那さん、何年生まれですか?」
そう問われ、質問の意図がわからないまま、
「昭和25年ですが」
と答えると、おまわりさんがやおら刷り物を取り出して、
「これ、ちょっと見てください。エー、振り込めサギについてお話をさせてもらいます。たとえば、こんな電話が・・・」
私が振り込めサギの被害にあわないよう、細かく説明を始めた。
何と、私は〝被害者予備軍〟に見られたのである。
これだけでもショックなのに、さらに、
「もう一つ、ひったくり用心してください」
と言って説明してくれた。
仕事熱心なのはわかるし、ありがたいことだが、空手道場を訪れ、そこの館長に「ひったくりに遭わないように」という指導はいかがなものか。
感謝しつつも、
「なんだかなァ」
と、私の胸中は複雑なのであった。
交番のおまわりさん
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