先程、畑から帰って来た。
ヘロヘロである。
一輪車に堆肥を積んで、細い畑道を登っていく。
「取りあえず、今日のところだけだから、6杯でいいかな」
畑大指南役のS氏がこともなげに言う。
(ゲッ、6往復!)
そのあと、耕耘機の指南である。
耕耘機は楽々だと思っていたら、これが大間違い。
深く耕し、しかも真っ直ぐ進むには、力とコツがいるのである。
一昨夜の徹夜が尾を引いてか、汗びっしょりで、頭がクラクラ。
「ほらほら、真っ直ぐだよ!」
S大指南役の檄が飛ぶ。
「耕耘機だって、固いところより、柔らかいところを進みたがるんだ」
なるほど、うまいことをおっしやる。
私が耕しているあいだに、愚妻は大指南役のご指導で、白菜とブロッコリーを植え、虫除けネットを被せ、本日の作業は終了。
ハァハァ肩で息する私に、大指南役が、
「何だって下準備がいちばん大事なんだよ。大変だけど」
まったくそのとおり。
畑作業は教えられることが多いのだ。
畑仕事で頭がクラクラ
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