「禍福は糾(あざな)える縄の如し」
という諺(ことわざ)がある。
「幸せと不幸は交互にやってくる」
という意味ではなく、
「幸せが不幸のタネになり、不幸が幸せのタネになる」
ということだ。
「だから、災いを悲しむにはおよばず、幸せも喜ぶにはあたらない」
と説く。
昨日、民主党の党首選で、野田佳彦財務相が勝って新首相になり、海江田万里経済産業相は一敗地にまみれた。
海江田氏が泣かなかったのは立派だが、果たして「禍福は糾える縄の如し」になるかどうか、私は楽しみに見ているのだ。