いま墓参りから帰宅したところだ。
クルマで20分ほどの霊園である。
短いお経をあげたが、汗がダラダラ。
だから私は昨日、
「よし、墓参りは朝の5時に行くぞ」
と言ったのだが、
「ちょっと、朝5時にお参りする人なんか、いないわよ」
愚妻が異を唱え、
「ほうじゃ、ほうじゃ、そげぇな非常識な者はおらん」
映芳爺さんが愚妻に同調。
私の提案は却下され、朝9時の出発となった次第。
炎天下に清掃の人がリヤカーを引いていた。
おかけで霊園は、こうしてきれいなのだ。
「暑いなか、お世話さまです」
私が挨拶すると、
「どこの霊園もそうですけどねぇ」
おじさんがリヤカーを停めて、
「少ない人数で目一杯働かされんるですよ」
ま、確かにそうだろうけど、きわめて現実的な一言に、私の感謝の気持ちは何となく萎(な)えてしまったのである。
墓参りに行ってきた
投稿日: