歳時記

政府はなぜ「安全」と言い切らないのか

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 1都7県の空中で、放射性ヨウ素などが検出されたという。
 政府も、原子力の専門家たちも、
「冷静な対応を」
 と繰り返し、国民に呼びかけている。
 私もそう思う。
 冷静であるべきだ。
 だが、私も、おそらく関東在住の人たちもそうだと思うが、気になるのは、
「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」
 という説明である。
「ただちに」
 というのは、どういう意味なのか。
 放射線の影響がないのであれば、
「健康には影響ありません、大丈夫です、安全です」
 と言い切ればいいのだ。
 それをなぜ、
「ただちに影響するわけではない」
 と、もってまわったを言い方をするのか。
 ごく自然にこの言葉を解釈すれば、
「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではないが、将来のことはわかりません」
 という意味に受けとれる。
 だから政府と専門家に対して不信感を、少なくとも私はいだくのである。
 今日は、当道場の春期審査会を行う。
 午前9時から午後3時まで、時間を区切って50名ほどの子供が受審する。
 朝から雨だ。
 放射線が気になって空を仰ぐのは、
「ただちに」
 という政府、専門家の、奥歯にものが挟まった言い方にある。

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