カツラのテレビCMが、やたらと目につく。
カツラをつければ、暗い人生がバラ色に変わるかのようだ。
ケチをつけるわけではないが、これは「ハゲは恥ずかしいこと」という前提に立ってのことだろう。
ハゲのどこが悪いのか。
私はスキンヘッドにしているが、得度する前から坊主頭だ。
それも5厘カット。
恥ずかしいとも何とも思わなかった。
こんなことを言っては身もふたもないが、大枚をはたいてカツラをつけたところで、
「容姿において大勢に影響はない」
と思われる人も少なくないではないか。
頭が薄くなったからといって嘆くことはない。
ハゲをトレードマークにせよ。
これはハゲに変わらない。
肥満でよし、ダサくてよし、ビンボーでよし、地位も名誉もなくてよし。
「今日も笑顔で暮らしている」
という〝自己満足〟さえあれば、人生はハッピーなのだ。
ハゲをカツラでごまかすような生き方で、人生がハッピーになんぞ、なるわけがない。
カツラのCM
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