民主党のマニフェストに対して、自民党が過剰反応である。
バラまき政策だの、財源の確保が不透明だの、ヒステリックに叫びまくっている。
そのうえで、
「日本の『力』が発揮され、すべての人に魅力ある国へ。それを実現する『責任』があります」
と、麻生首相は政権公約案に寄せたあいさつで強調した。
よく言うよなァ。
たとえて言えば、成績の悪い子供が試験のたびに、
「ね、ね、今度はいい点を取るからさ」
と親に媚び、ごまかしているようなものではないか。
親(国民)にしても、これまで〝一人っ子〟の長男だったもので、
「そうかい。じゃ、今度はいい点取っておくれ」
と寛容な態度をとってきた。
ところが、次男が生まれ、これがどうやら利発そうときた。
親(国民)は、
(こりゃ、長男より期待できそうだな)
と気持ちが傾く。
これに長男があせりまくって、
「パパ、ママ、次男のやつ、口先ばっかりで、絶対に勉強なんかできないよ」
と訴えているのが、いまの政治状況ではないだろうか。
生活給付金とやらの二兆円をバラまいて、その結果はどうであったのか。
構造改革とやらで、私たちの生活はどれだけ豊かになったのか。
「過去」をほっかむりして「未来」を語ってみせるのは、詐欺師の常套手段なのである。
自民VS民主の「本質」
投稿日: