自民党が都議会選挙で惨敗した。
昨夜はテレビの開票速報をずっと見ていたが、民主党の票が伸びるたびに、
「よし、いいぞ!」
反対に、自民党の当選数がカウントされると、
「チェッ」
という気分になる。
私は民主党支持者というわけではないのに、これはどういうことだろうと、そっちのほうが気になった。
たぶん、それは、ある種のサディスティックな気持ちのようである。
自民党の危機が叫ばれ、東国原知事にナメられ、右往左往する姿を見ていて、
「ザマミロ。だから言わんこっちゃないだろ」
という気持ちになっているのである。
メディアは政策論争ということを言うが、政策で投票する人は少ないと思う。
なぜなら、これまで政策で一票を投じていたなら、現在の政治状況にはなっていないからである。
私たちは、「気分」で一票を投じる。
選挙に限らず、私たちの価値判断の根底は「感情」である。
「気分」である。
是非を超えて、私はつくづくそう思うのである。
これから、保護司の仕事で、受刑者の面接に刑務所へ出かける。
9時過ぎの新幹線だ。
選挙のたびに、 受刑者に会うたびに、人生というものを考えさせられる。
都議選の開票速報に思う
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