約3万5000年前に彫られたビーナス像のペンダントが発見されたのだそうだ。
つまり、クロマニヨン人がペンダントをしていたというわけである。
東京大学総合研究博物館の西秋良宏教授は、
「年代的に見て欧州に現生人類が進出した直後に、彫刻といった芸術が花開いたことを示す成果だ」
とコメントしている。
我が愚妻は、指輪だ、ピアスだと宝飾品が大好きで、かねて苦々しく思っていた私は、つい先日、
「バカ者! 虚栄を追うのは現代人の悪癖だ!」
と、一喝したばかりなのである。
ところが3万5千年も前からペンダントのおしゃれをしていたとなると、「現代人の悪癖」という私の論拠は崩れ去ってしまうではないか。
愚妻とはニュースをよく話題にするのだが、このクロマニヨン人のペンダントのことだけは、私は口をつぐんだのである。
それにしても、3万5千年前のおしゃれである。
どうやら美を求めるというのは、人間の根源的なものかもしれない。
とするなら、美人にイケメンがモテモテになるのは当然ということだろう。
きっと3万5千年前の当時も、美人コンテストがあったのではないか。
〆切原稿はそっちのけで、妄想はどんどん翼を広げていくのである。
何と、クロマニヨン人がペンダント
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