昨日、畑に行った。
今年は水菜、冬瓜(とうがん)、地這えキューリ、カボチャなどの出来がよかったが、トマト、ナス、ニンジンがよくなかった。
不作の野菜に対しては、「来年はもう植えないから」と毒づき、豊作のそれに対しては「いいねぇ」と、ニコニコ笑顔。浅ましいのは私だけでなく、一緒に行ったオヤジもカミさんも同じであった。
そして、自分が作った野菜が食卓に上がると、
「やっぱ、うまいねぇ」
と、親バカならぬ「作りバカ」になってしまうのである。
ところが、「やっぱ、うまいねぇ」も毎日になるとウンザリしてくる。
「また冬瓜かよ」
「しょうがないでしょ。まだまだ沢山あるんだから、しっかり食べてよ」
「オヤジに食わせろよ」
「お爺ちゃんだって残してるわよ」
カミさんの不機嫌な声。冬瓜がキューリになったり、ナスになったりするだけで、同じ会話になる。
我がことながら、人間、身勝手なものだ。
本日は道場の秋期審査会だった。
幼児・小学生70名ほどが受審したが、上手な子もいれば、思わず頭を抱えるような子もいる。
「うまくならねぇな」
夜、自宅で私がこぼすと、
「誰が教えてるの」
カミさんが鋭くツッコミを入れてくる。
そう、指導者は私。
子供たちが上達しないのは、彼らが悪いのではない。責任は私にあるのだ。
今日、自民党三役が決まった。
古賀氏を選対委員長にし、これから「党四役」と呼ぶそうだ。
「古い派閥体質にもどった」との批判があれば、「重厚な布陣」との評価もある。
いずれにせよ、自民党は末期的症状を呈している。
誰が悪いのでもない。
責任は自民党自身にあるのだ。
畑と審査会と自民党四役
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