歳時記

1日の時間割をつくってみた

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 1月に上梓した時代小説『江戸の闇鴉』の続編をこれから書く。4月末に原稿を渡す約束をしたが、4月末脱稿はこの他に2冊。さらにもう1冊、これも4月脱稿で企画が進行しており、決まれば3冊+時代小説が同時進行となる。
 4冊ともテーマが違う上、これに劇画原作の打診もあって、頭の中は〝打ち上げ花火〟のような状態になっている。
 さらに空手の指導が火曜、水曜、金曜、土曜、これに金曜は古武道の指導が加わる。道場が狭いため、午後5時から9時まで、クラス別に3コマの指導である。保護司の活動に、お経の練習に、仏教の勉強、畑……。今週末は金、土、日と三つも会合がある。
 こんな状態ではとても時間が足りないので、先月、1日の時間割をつくってみた。朝5時の起床から11時就寝まで、きっちり作成。小学生のころの夏休み気分で、なかなか楽しいものだった。
(これでよーし)
 と、すっかり安堵したのだが、まさに〝机上の計画〟。「計算合ってゼニ足らず」というやつである。
 夜9時に稽古が終わって健康ランドで行けば、帰宅は深夜12時。それからお茶など飲んでひと息入れ、ベッドに横になってパラパラと本などめくると、就寝は2時をまわる。
 それでも、起床は意地になって3時間後の朝5時。またぞろ朝風呂に入って、道場内にある仕事部屋へ出かけるが、頭は睡眠不足でボーッとして仕事にならず……。
 これではマズイと、稽古後に仮眠を取って徹夜すれば、時間割など何の意味もなくなってしまうのである。
(我が〝人生の時間割〟も、これと同じだな)
 と、何となく妙な納得気分を味わっている次第。
 ちなみにいま午前3時過ぎ。原稿が一段落したところ。時間割どおり5時に起きるべきかどうか、ちょっと悩んでいるのだ。

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