「自分の人生は〝他人〟が拓く」
最近、そんな思いを強くしている。
自力で人生を駆けてきたように思うが、それは間違い。
多くの〝他人〟が手をさしのべてくれ、いろんな機会を与えてくれ、知恵を授けてくれて、自分はそれに従って駆けてきただけなのではないか。
そんなことを考えるのである。
本を一冊書くにしても、私一人の知恵などたいしたことはなく、編集者が、「あなたは、こんな〝引き出し〟を持っているじゃないですか」
と、自分が気がつかないでいる〝引き出し〟を開けてくれるから作品として成立している。
そんなことを考えつつ、これまでの自分を振り返ってみると、「自分の力」なんてものはゴミみたいなもので、すべては〝他人〟が切り拓いてくれた道であることを思い知らされる。
もっと言えば、よくも悪くも、自分の人生は〝他人〟が握っているということなのだ。
そう思えば、周囲の人を見る目も変わってくるだろう。
「人間関係を大切する」
という言葉には、そう意味もあるのだ。
『人間関係」ということについて考える
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