4月11日の日曜日、築地本願寺で「花祭り」のイベントがあるそうだ。
毎日曜日、お参りに出かけると決めた以上、行かねばなるまい。
だが、私は怠惰だ。
ひょっとすると、サボるかもしれぬ。
愚妻にはついてくるよう厳命してあるが、バチ当たりゆえ、当日、わざと起きてこないということも考えられる。
そこで、87歳になる親父に声をかけた。
「日曜日、築地本願寺で花祭りじゃ。行くか?」
「ほうじゃのう。行ってみようか」
口調こそ気が乗らないように聞こえるが、鼻歌まじりで畑に出かけて行った。
楽しみになったのだ。
よし。これで私としては、何がなんでも築地へ行かねばならなくなったというわけである。
ついでに愚妻にもクギを刺す。
「爺さん、楽しみにしておる。我々は築地に行かねばならぬ。わかったか」
「わかったかどうかは、あなたの問題でしょ」
確かに、それも一理あることはある。
さて、今度の日曜も「花祭り」
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