一笑一若一怒一老
「いっしょう いちじゃく いちど いちろう」
と読む。
中国の格言で、
「笑うと笑った分だけ若くなり、怒るとその分だけ老いる」
という意味だ。
「笑い」は体内ホルモンの分泌をうながすといわれるが、医科学と無縁の昔から、人間は経験則で笑いの効用を知っていたということか。
要するに「笑う門に福来たる」ということなのである。
宮崎県の東国原知事が紳助にオファーされたとかで、漫才選手権『M-1』の審査員になるそうだ。
自民党総裁の椅子を条件に衆院選に出るとか出ないとか、地方政治がどうとか世間を騒がせたのはいつのことだったろう。
それ以後、すっかりご無沙汰だと思っていたら、漫才選手権の審査員でカムバック。
元々は漫才師として活動していたというから、〝宮崎のセールスマン〟も、そろそろ賞味期限が切れてきたということか。
あの〝東国原ブーム〟はなんだったのだろう。
ちょっと、笑っちゃいますな。
でも、この場合の「笑い」は、笑っても福はやっては来ない。
なぜなら、この笑いは「失笑」であるからだ。
笑う門に福来たる
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