歳時記

「達観」という処し方

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いま楽しみはウォーキングと「日帰り温泉」である。
法務のない日に限るが、どちらも朝だ。
基本は日帰り温泉が週2回、残り4日がウォーキングである。
つまり、湯船に浸からない日に汗をかくという次第。

週末の夕方、拙宅の庭で空手・古武道の稽古をやっていたのだが、蚊に襲われて大変なので現在は休止している。
当初は長袖、長ズボンで防御していたのだが、汗ダラダラ。
「ちょっと、熱中症になって救急車なんて恥ずかしいからやめてよね」
愚妻の叱責で休止に至ったのである。

ウォーキングは早朝5時半出発なので実に気持ちがよい。
朝の露天風呂は悠々自適のようで、実に気分がよい。

だが、ヒマなわけではない。
法務がない日は原稿を書いている。
保護観察対象者も現在、5人担当している。

それぞれ月2回の面接をして、近況を聞いたり助言したり。
つまり、一ヶ月に10回のアポが入る。
単純計算で3日に1回の面接ということになる。

しかも、私は性格上、アポの日時には厳格だが、対象者はルーズな者が少なくない。

来訪日時について対象者が電話をかけてくる。

「明日の夕方、都合はどうですか?」
「いいよ」
「明後日の夕方だとどうですか? 」
「いいよ」
「週末は?」
「いいよ」
「じゃ、また電話します」

こんな調子。
予定を立てていたらシカトされたり。
法務まで手が回らなくなる。

だが、そのぶん時間ができる。

『在(あ)るがまま、成るがまま』を座右の名とする私は、これも縁のなせるものだろう。
原稿を書く時間が確保できると達観するのだ。

昨日、Tシャツを買いに行った。
あれこれ素材を吟味し、白黒2枚ずつ買った。
帰宅して取りだすと、なんと長袖ではないか。

「ちょっと、なに見て買ってきたのよ!」
「バカ者。もう2、3ヶ月もすれば秋になるではないか」
「ノンキなこと言ってないで、これからが酷暑なのよ!」
「在るがまま、成るがまま。長袖を買ったのも何かの縁であろう」
「バカなこと言ってないのよ!」

私は達観しているが、俗物は所詮、達観とは無縁なのだ。

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