「酔生夢死」(すいせいむし)という言葉がある。
意味は、
「酒に酔い、夢見ごこちで一生を過ごすという意味から、なに一つ価値のあることをしないで無意味な一生を送ること」
あるいは、
「ただ生きていたというだけの一生を終えること」
私の好きな言葉だ。
「酒に酔い、夢見ごこちで一生を過ごす」とは、これ以上の幸せはあるまい。
私は酒を辞めているので「酔生」とはいかないが、愚妻に言わせれば、酔っ払って生きているようなものだそうだ。
当たらずとも遠からずで、ま、そんなもんだろう。
私が関心があるのは「夢死」。
「夢見ごこちの一生」である。
人生の三分の一は睡眠だそうだから、人生90年時代とすると30年は眠っていることになる。
となれば、寝ながらハッピーな夢を見れば、人生の三分の一はハッピーライフになる。
まさに、思いどおりの人生だ。
ところが私たちは、目が覚めているときに夢を描く。
愚かなことだ。
たいていうまくいかないから溜め息が出る。
結果、アンハッピーなライフになってしまう。
昨夕、取りあえず脱稿して送稿したので、近所の日帰り温泉に出かけ、湯船に浸かりながらそんな考えがよぎる。
夢は寝床で存分に見るべし。
人生をハッピーに生きる秘訣は「夢眠」にありということなのだ。