このところ、着物で過ごしている。
先日は、都内へ初めて着物で出かけた。
クルマで行ったので、着崩れしないかと膝頭に力を入れて運転したせいで、内腿が痛くなった。
帰途は、着崩れしてもかまわないので気楽に運転したが、着崩れしなかった。
着物の指南書を読むと、「とにかく馴れること」と、どの本もブログも書いてあるが、「馴れる」とは、神経質にならなくても、そうそう着崩れはしないということを体験で知れ、ということなのだろうと理解した次第。
それにしても、着物で街中を歩くと、人の視線を感じる。
(このオッサン、ヒマだな。真っ昼間から着物でプラプラしゃがって)
自意識過剰であることは承知しながらも、そんなふうに考え、何となく気恥ずかしくなってしまうのである。
だが、それが自意識であれ、周囲の視線を意識し、気恥ずかしさに耐え、それに馴れてくると、妙な自信がわいてくる。
居直りである。
居直れば、これが不思議と、自分自身に対しても自信がついてくるのである。
こんな経験からも、服装は人間の意識を大きく変えるということを、つくづく思う。
どんな格好でもいい。
(ちょっと気恥ずかしいな)
と思う服装をしてみるといい。
人生観は確実に変わるはずである。
着物と「人生の自信」
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