歳時記

ウォーキングである

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昨夜、風呂上がりにストレッチをすると、身体がずいぶん硬くなっている。
筋力も落ちている。
コロナによる稽古休みの影響である。

年寄りは入院すると急激に体力が落ちると言うが、なるほどと実感。
さっそく今朝、週末ウォーキングを再開した。

草花が朝露を宿し、燦々と降り注ぐ春陽にキラキラ輝いている。
広大な田んぼを囲んで舗装道路があり、ぐるりとまわると約1時間。
至福のひと時である。

とは言え、出かけるまで大変なのだ。
何を着て歩くか、昨夜は大騒動である。

温度によって衣装は当然変わる。
愚妻に天気予報をチェックさせ、衣装候補を何点か出させ、持参する飴は何にするか、飲料水はどうするか、あれこれ指示していると、
「ひとりで用意しなさいよ!」
ブチ切れていた。

これまでもそうだが、
「明日、ウォーキングするぞ」
と告げると、愚妻はいつも嫌な顔をするのだ。

だが、ただ歩けばいいと言うものではない。
何事もそうだが、行為・行動の前後にこそ「遊び心」があり、実はここが一番おもしろいのだ。

愚妻にそう諭すのだが、馬の耳に何とやら。
「おもしろいのはあなただけでしょ!」
ヒステリックに叫ぶのである。

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