今日は稽古始めである。
夕方5時前になると「しつけ教室」の児童たちがやってくる。
この教室には20名の幼稚園児・小1がいる。
だから大変である。
小2以上のクラスであれば、最上級生たちを集めて、
「自分たちで工夫してやってみろ」
と言えば喜んでやる。
だが幼児・1年は無理である。
たとえば、幼児・1年をそれぞれ2つのチームに分けようとして、
「じゃんけんで、グーとパーに分かれなさい」
と言うと、小1は大丈夫なのだが、幼児はそうはいかない。
「グーとパーで分かれましょ!」
と、ここまではいいのだが、
「ダメだよ、チョキを出しちゃ!」
批難された幼児は「グーとパーで分かれる」という意味がわからず、チョキを出してポカンしている。
こんな調子だから、厭きさせず、楽しく稽古させるのは大変なのである。
あと2時間余りで道場にやってくる。
さて、今日はどんな指導をしようか。
そんなことを考えていると、原稿が進まないのだ。