わが老夫婦は、くだらない会話が多すぎるので、世間並みに「会話のない夫婦」を目指すことにした。
一昨日、それを愚妻に宣言した。
「いいか、夫婦の会話は一日10分までだぞ」
「あなたがくだらないことをしゃべっているだけでしょ」
「バカ者。会話というのはキャッチボールだ。わしが一人でしゃべっているというのは論理的に矛盾がある」
「それがくだらないことって言うのよ」
ああ言えばこう言うで、「一日10分」は無理だと判断。
「しょうがない。妥協して、一日20分にしてやる」
「あなたが黙っていればいいことよ」
「何を言う!」
そんなこんなで、「会話のない夫婦」というのは難しいものだ。
しょうがないから、用事を言いつけるときジェスチャーで意思表示することにしたのだが、愚妻はこれ幸いと、わからないフリをしてジェスチャーで返してくる。
度しがたい女なのだ。
今日は午後から市連の審判講習会。
私が担当する保護観察対象は何人もいる。
仕事にも追われ、能登の温泉では結局、原稿を書いていた。
桜を観る時間が取れるのか。
愚妻相手にジェスチャーなどやっている場合ではないのだ。
夫婦でジェスチャー
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