歳時記

凶報と吉報

投稿日:

 今朝も雨。
 ウォーキングは中止である。
 愚妻がスマホに加えてタブレットを買ったので、
「明朝の天気はどうだ」
 と毎夜のごとく問うと、嬉々としてタブレットをいじり、
「曇りだわ」
 とやっている。
「曇りなのに雨とはどういうことだ!」
 今朝も怒ると、
「天気予報に文句を言ってよ」
 と居直る。
 確かにそうではあるが、古来においては、敗戦の知らせなど凶報をもたらしたものは、その場で殺されたのだ。
「天気予報といえども、そのくらいの覚悟をもって、わしに伝えよ」
 厳しく叱責すると、
「明日から自分で予報を見なさいよ」
 ムクれてしまった。
 先程、出版社から『花と銃弾』が重版になったとの知らせ。
 発売3週間なので、好調な出だしである。
 吉報は、いつ聞いてもいいものだ。

-歳時記

Copyright© 日日是耕日 , 2024 All Rights Reserved.