最新刊『ヤクザ式 相手を制す最強の「怒り方」』 (光文社新書)が、発売一週間で重版。
好調である。
昨年九月に刊行した『怒る一流 怒れない二流 』(フォレスト新書) も毎月版を重ね、いま六刷り。
読者諸賢に感謝だが、それにしても「怒る」ということにこれほど関心があろうとは、いささか驚きでもある。
察するに、拙著のテーマが「ホンネの肯定」にあるからではないだろうか。
つまり「怒ることはいけない」とされながらも、人間は怒りから開放されることはない。
ならば「怒るな」というのは無理な注文であって、
「怒っていい。ただし、怒り方が問題」
というとらえ方をするべきだろう。
怒っていい。
欲があっていい。
他人をうらやんでいい。
妬(ねた)んだっていい。
それが人間である以上、これらの煩悩(ホンネ)を肯定した上で、
「じゃ、どう怒るか」
ということを、私はテーマとする。
ヤクザから仏教まで、あれこれ書き連ねているが、私の視点は常に「煩悩(ホンネ)の肯定」にあるのではないか。
人ごとのようだが、そんなことを考えるのである。
最新刊が即、重版
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