3連休とは知らなんだ。
2月に入って連日の法務。
いささかバテ気味だが、なぜかそれに反比例して愚妻が元気になる。
毎回、法務に出かけるとき、
「気をつけてね」
必ずいう。
私のことを案じているわけではない。
機械的な言葉だ。
今夕、通夜に出かけるときもそうだった。
「気をつけてね」
毎度のセリフを口にするので、玄関で立ち止まり、問いかけてみる。
「何に気をつければいいのだ?」
「全部よ」
「全部とは、たとえば何だ?」
「ごちゃごちゃ言ってないで、何でもかんでも気をつければいいの!」
送り出す側は元気一杯、送り出される側はバテ気味で返す言葉もなく、重い足を引きずってクルマに乗りこむのである。