歳時記

成田のホテルは混雑

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昨夜は愚妻と成田のホテルで食事をした。
理由は特にない。
年末の法務も一段落し、なんとなく一年の締めくくりの気分で出かけた次第。

ロビーは混雑していた。
海外旅行へ行く人たちが前泊するのだろう。
にぎやかで、一様に笑顔が浮かんでいた。

若ければうらやましくも思うのだろうが、この歳になると愚妻も私も海外旅行は考えただけで億劫である。

「そういえば、あなたは英会話を習いにいろんなところへ行ったわね」

愚妻が突然、余計なことを思い出す。

かつて海外旅行するたびに英語で不自由し、帰国すると一念発起。
英会話を習いに行ったものだ。
地元の英会話教室はもちろん都心まで通ってみたがモノにならず。

自分で話すのはあきらめ、通訳機器(何というのか忘れた)を購入。
それを持って旅行したものの使い方がよくわからず、結局、身振り手振り。
愚妻が冷ややかな視線で私を見たものである。

いまは簡便で安価な通訳機器が発売されているようだが、旅行自体に興味が失せている。
世のなか、うまくいかないものである。

今日は午後、私が担当する保護観察対象の家に往訪。
年の瀬であり、年配の独り暮らしなので差入れを持参し、帰りはウォーキングで8千歩を歩いたのだが、左足の親指が痛くなった。
何のための健康ウォーキングか。
世のなか、うまくいかないものである。

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