熊は出なかった。
チリンチリンの「熊よけ」の成果か、もともとこの周囲にはいないのかわからないが、昨夜遅く、無事に帰宅である。
山間の旅館なので、夜、周囲は漆黒。
駐車場は、自分のクルマがどこにあるかわからないほど。
熊もさることながら、暗闇のなかをチリンチリンと鈴が鳴るのは、何とも不気味である。
何しろ愚妻ときたら、スポーツバックとポシェットの両方にチリンチリンを付けているため、チリンチリンがハモってにぎやかなこと。
私が熊でも近寄らないだろうと思ったことだった。
合宿は今日の午前中の稽古を終えて解散だが、私は法事があるため昨夜帰宅したが、気の置けない仲間との合宿は楽しかった。
もっとも早朝５時の出発だったので、昼食のあと眠くなり、私だけクルマで午睡。
合宿に顔を出しはしたが、「枯れ木も山のにぎわい」になってきたと自覚した次第である。