歳時記

送迎は楽ではないのだ

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本日で、愚妻の放射線治療は14回が終了。
全部で何回だったか忘れてしまったが、土、日、祭をのぞいて毎日となれば、送迎も楽ではないのだ。

治療は午後1時に自宅を出るので、午前中に法務があるときは大急ぎで帰宅。

「行くぞ」
「ちょっと、着替えなさいよ!」

坊さんの格好をして病院に行くのは、愚妻が許さないのだ。
ま、確かに目立つだろうな。
で、これまた大急ぎで着替えることになる。

通夜の日はその逆で、病院から急いで帰り、支度して出かける。

愚妻もいささかバテ気味だが、私もさすがに疲れてきた。
法務は相手のあることだから頑張って出仕するが、執筆は自分との戦いなのでなかなか思うようにいかない。

病院から帰宅すると、何となく疲れて居間でゴロリ。
午後は原稿が手につかず、気持ちばかりがあせるのだ。

明日は都内で所用がある。
愚妻を病院に送り届けると大急ぎで帰宅し、クルマを置いて電車で出かける。

クルマで行って、もし高速が渋滞したら約束の時間に遅れてしまう。
病院に送っていかなければ楽勝なのだが、仕方あるまい。

国立がんセンターの推計によると、ガンにかかる割合は男性で49パーセントで、女性で37パーセント。
「2人に1人」の確率ということ。
健康でいることの難しい時代になってきたようである。

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