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『王舎城の悲劇』〜物語で読む浄土真宗〜

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「苦悩の本質」をときあかす、仏教小説

古代インドで起こった実在の事件〝父殺しの悲劇〟を題材にした著名な仏教経典「王舎城の悲劇」。

人間が普遍的にかかえる欲望と苦悩がこの事件にあることから、今日的なテーマでもある。

本書は、「王舎城の悲劇」のストーリーを追いながら、カルチャー教室を舞台にした老僧侶と4人の受講生たちが織りなす物語である。

〝苦の根源〟は、いったいどこにあるのだろうか──。

目次の抜粋

第1回講義

◎「四門出遊」の伝説

◎「悩み」と「悩みの犯人さがし」

第2回講義

◎お経の役割

◎生まれ変わるまえから恨みを持つ者

第3回講義

◎反省するのも「欲」

◎親の愛情と親のエゴ

第4回講義

◎無限に連鎖する「因」「果」

◎なぜ人は裏切られて怒るのか

第5回講義

◎無言の説法

◎救いの光明が射す瞬間

第6回講義

◎自己都合で生きてきた自分

◎「自分の欲」が生みだした苦しみ

書籍情報

出版社
草思社

発売日
21.09.23

価格
本体1700円+税

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