いよいよ3回目の緊急事態宣言発出である。
テレビニュースを見ながら、愚妻がニュースに噛みつく。
「国民に努力しろといったって、これ以上の努力はできないわよ!」
私はビックリした。
「おまえ、なんの努力をしているんだ?」
「まあ、特にはしていないけど」
こんなものである。
稽古もマスクをしてやっているが、子供たちは声を出さない。
学校で指導されているのだろう。
不気味である。
間隔をとり、子供たちが向かい合わないように配慮しているので、
「そっと声を出してもいいぞ」
と言うが、やっぱり静か。
子供たちの精神形成に大きく影響するのではないかと、心配である。
法務も、参列者と向かい合うときはマスクをするが、読経で背を向けるときは外している。
だが、空気の流れを考えると、やはりマスクはするべきかもしれない。
そう思って愚妻に相談すると、
「こんなのがあるわ?」
いきなり何種類ものマスクを出してきた。
マスク収集はやめたのかと思ったら、とんでもないことだった。
だけど、考えようによっては、これもまた、コロナ対策の立派な「努力」ということか。