歳時記

館山である

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昨日、館山に行った。
前夜、遅くまで仕事をしたので、息抜きである。
片道2時間である。
イカの生き造りである。

着いたら店は休みだった。
振替休日の張り紙。
念のため、ホームページでチェックして行ったのだが、そんなことは書いていなかった。

シラケましたな。
愚妻もムッツリ。

で、すぐさま私は代案。
「千倉の道の駅で、海鮮丼だ」

1月末にドライブしたとき、千倉の道の駅に寄ったのだが、店が閉まっていて食べ損ねたメニューである。

晴天でポカポカ陽気。
道の駅の駐車場には、他県ナンバーのクルマがたくさん停まっている。
おかけで店が混んでいる。

「緊急事態宣言なのに何だ、これは」
私はブツクサだが、この日は海鮮丼にサービスで、アジフライがついていると愚妻が嬉しそうに言う。
ブツクサの私は、この「嬉しそう」が気に入らない。

「なぜ海鮮丼にアジフライなのだ」
席について私が言う。
「ちょっと、大きな声ださないのよ」
「これが地声だ。醬油とソースでは、味が合わんだろ。なぜ海鮮丼にアジフライなのだ」
「いいじゃないの、サービスなんだから」

ひと口食べろと愚妻がうるさく言うから、食べた。
アジフライは揚げ立てで、実にうまかった。

うまかったが、ケチをつけた手前がある。
「あとはお前が食べろ」
皿を愚妻に押しやった。
押し返してくるかと期待したが、それは甘かった。

愚妻はハイボールをジョッキでやりながら、大口を開けてアジフライ2匹に食らいつくのだ。
癪だから、大口パクリをスマホで撮ってやった。

ところが、呵々と笑って動じない。
ますます癪になる。
わざわざ館山まで何しに行ったんだか。

「で、イカはどうするの? また来るの?」
ノーテンキなことを訊く。
「バカ者、今年はイカはもうやめだ!」

帰宅は夕方。
貴重な一日はこうして終わったのである。

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