昨日は朝から法務で出かけ、帰宅して午後から道場の仕事部屋の整理をはじめた。
緊急事態宣言の解除で、少しずつ外出の用事が増えつつあるため、室内整理をやる時間がなくるだろう。
そこで昨日と今日、思い切って仕事を中断し、片づけることにしたのである。
当初は資料など丁重に選別していたが、次第に疲れで頭がボーッとしてくる。
選別するのが億劫になり、
(えい、面倒だ)
となって、どんどん捨ててしまう。
そのうち、何を捨てたかもわからなくなった。
さとりの境地である。
さりの境地ではあるが、腰が痛い。
帰宅して愚妻に訴えると、
「大変さがわかるでしょ。私なんか、毎日、整理しいているんだから」
得意になって言うが、相手にする気力もなし。
ボーッとしてテレビを観ていると、
「2階に上がるからね」
と愚妻。
自室に引っ込んで寝るというので、
「上がるのは2階までにしておけ」
と、私は忠告した。
「何よ、それ?」
「高く高く上がれば、そこお浄土。まだ早い」
そのあと愚妻の怒るまいことか。