歳時記

町医者の定期診察

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今日は、かかりつけの町医者に、高血圧の薬を処方してもらいに行った。
前回はコロナ対策ということで処方箋は電話依頼でよく、愚妻が窓口で受け取ったが、今回は患者本人の診察が必要だとか。

やりとりは愚妻まかせなので理由はよくわからないが、そんなわけで出かけた次第。

医院に入るとすぐに手を消毒させられる。
受付カウンターは、透明のナイロンのようなものを天井から吊し、飛沫感染しないように仕切ってある。

患者は私と愚妻だけ。
すぐに呼ばれて診察室に入る。

患者が座る椅子が医者とずいぶん離れているので、
「ちょっと遠いですね」
と言ってガラガラと椅子を引きずって医者に近づけると、
「アワワワ、そのまま!」

初老の医者が慌てた。
あとで気がついたが、患者と2メートルの距離を取っていたのである。

そして、患者との接触を避けるのだろう。
血圧も測らず、
「どうですか?」
「いつもと一緒っスよ」
「はい、わかりました」

これで終わり。
医療崩壊の危機が連日テレビで報道されているが、町医者はのんびりしたものなのである。

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