歳時記

水鳥の苦労

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今朝も近所の日帰り温泉にいる。
この話をすると、たいていうらやましがられる。
私もそう思う。

だが、湯船につかりながら原稿の書き出しを考え、テーマを吟味し、さらに新しい視点などを考えている。

一見、のんびりしているように見えるだろうが、実際はそうではないのである。

つまりはオンとオフがなく、24時間365日、仕事をしているということ。

ところが、傍目には遊んでいるように見える。

「たまには仕事をしたら」
と愚妻はイヤ味を言う。

『ただ見れば なんの苦もなき 水鳥の 足に暇なき 我が思いかな』
とは、よく知られた水戸光圀の言葉だが、水面下を見通す目のない愚か者は、浅薄なことを言うのだ。

もう20分もすると、愚妻が風呂から上がってくる。
昨朝は、私が帰り支度をして待っているのを見て、
「あら、早いわね」
とノンキなことを言っていた。

早いのではない。
やることが山ほどあるので、気が急いているのだ。
私の生き方は、これでいいのだろうか。
いろいろ考えさせられるのだ。

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