「数学技能検定」で小学5年生が一級に合格し、最年少の合格記録を塗り替えたそうだ。
私など、暗算では足し算・引き算もおぼつかなくて、認知機能の低下を心配しているというのに、たいしたものではないか。
足し算・引き算はまだしも、分数や比例となると、私はちょっとヤバイのだ。
もともと数字が嫌いで、編集企画会社をやっていたころは、見積や請求書の金額をよく間違えたものだ。
自分の弱点を知ってるので、いまでもネットで買い物するときは、愚妻を呼んで数字を確かめてもらうことにしている。
今朝、テレビで「数学技能検定」の最年少記録を観ながら、
「たいしたもんだ」
と、私が愚妻に繰り返していると、
「数学なんか、おカネが数えられれば、それでいいのよ」
さらりと言った。
確かにそうだ。
微積分なんかわからなくても、何の不自由もしない。
カネ勘定ができればいいのだ。
「なるほど、お前もたまにはいいことを言うではないか」
とホメたところが、
「あなたは、おカネも数えられないんだから、どうしょうもないけど」
どうしても最後は憎まれ口を叩くのだ。