連日、朝から夜中まで、森友・加計学園と日大アメフト部の問題がテレビで報じられている。
だから愚妻は、テレビを観つつ、朝から夜中まで怒り、
「みんなウソつきばっかり」
私をジロリとニラむ。
「わしは、これっぽっちもウソはつかん」
あわてて弁解するが、
「あなたは私を騙してばっかりでしょ」
と責めてくる。
とんだ、とばっちりの日々である。
それぞれの問題についてはここで書くまでもないが、世相に対する私の感覚としては、価値観が大きく変わりつつあるような気がしてならない。
中央官庁の堕落、人格まで否定される政治家、セクハラ、パワハラ、体罰、勝利至上主義、マイノリティーの権利、大国のエゴ、男女機会均等、残業廃止・・・。
さらに言えば、大企業でさえ経営危機に陥る。
これまで、社会で是とされたもの、許容されてきた価値観が崩壊し、排除されてきた価値観が認められる。
そんな時代のうねりを感じる。
健康年齢を考えれば、私など今さらなすべきことは限られているが、著述業者として、あるいは僧籍にある者として、この変化しつつある時代にどう対処すべきか、いささか考えないでもない。
価値観の変化は空白を生む。
その空白に、何かを提言できればいいと、あれこれ考えているところなのだ。
価値観の変化
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