このHPのトップにあるように、浄土真宗一道会による「還骨一日葬」を始めることにした。
「還骨一日葬」は私が名付けたもので、葬儀費用が高額になり、「うっかり死ねない時代」になってきたことへのささやかな抵抗である。
葬儀が高額になるのは、祭壇など諸々の費用が高いからだ。
もちろんそれを否定はしないが、簡素な葬儀を望む人は少なくない。
私が応えられるとしたら、簡素な葬儀だ。
葬儀が簡素というのではなく、きらびやかにせず、身内だけで送るという意味で、葬儀は儀式に則って懇(ねんご)ろにお勤めすることは言うまでもない。
私は暮れで68歳になる。
年齢から考えて、今年は僧侶として本格活動する年と決めていたが、仕事が忙しく、いきなり通夜・葬儀の依頼があっても、対応しきれない場合がある。
実際、大事な取材と重なってお断りしたこともある。
その点、法事は前もって日時がわかるため、予定が立てられる。
何かいい方法がないか考えをめぐらせるうちに、「還骨一日葬」にたどりついたという次第。
近隣に知らせることなく、身内だけで葬儀をやりたいという人が増えている。
ならば、先にご遺骨にしてご自宅に安置し、日取りを決めて私が一人でおうかがいして葬儀を行えば、近隣に知れることもない。
私も予定が立つし、ご遺族もお布施以外に出費がかからない。
そんなわけで始めた試みである。
「一道会を始めるなら、HPを新しく作り直してはどうか」
という話もあった。
「HPのカテゴリーを増やすだけでもいいのではない」
か、という助言もあった。
仲間にHP作成の専門家もいる。
依頼すればすむことだが、大々的にやることに躊躇した。
「必要とする人がいるなら、そしてご縁があるなら出勤しよう」
そう考えているからだ。
法事も年忌にこだわらず、故人を偲びたくなればやればいいと思っている。
私は法事の場を通して、生きること、人生の幸不幸など、いろんなことを話してみたいし、話しを聞いてもみたい。
必要があれば、メールで問い合わせていただきたい。
私は浄土真宗本願寺派だが、どの宗派も「釈迦の弟子」。
こだわることはないと思っている。
さて、浄土真宗一道会である。
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