先ほど都内で取材を受けて帰宅すると、円盤状の妙なものが充電中である。
見ると、ロボット掃除機「ルンバ」ではないか。
愚妻が買ったのである。
愚妻は、メカニカルな新製品が大好きなのだ。
カメラやビデオ、再生機、ステレオコンポなど、いつのまにか新製品が家にある。
だが、買うのが趣味であって、使いこなせない。
ビデオなど一度も撮ったことはない。
ステレオも、音が鳴るのを聞いたことがない。
ルンバも、きっと使うまい。
「なぜ無駄なモノを買うのだ」
叱責すると、
「あなた、ギターを弾くの見たことないわね」
居直って逆襲に転じる。
対人関係において、批判がいかに無益なものであるか、私はこうして身をもって悟るのだ。
いましがた、『安藤昇90歳の遺言』が重版したとの連絡。
発売2週間だから、堅調のようだ。
安藤昇人気のお陰である。
拙著『角栄』2点も、順調に版を重ねている。
結構なことだ。
「ルンバ」ごときに目くじらを立てることもあるまい。
掃除機「ルンバ」
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