師走である。
明日、3日で私は65歳になる。
年金受給者である。
「思えば遠くへきたもんだ」
といった歌詞のフレーズが脳裏をよぎり、感慨深いものがある。
マラソンにたとえれば、35キロ地点を過ぎ、まもなく競技場に入って行くような心境といったところか。
「やれやれ」
と、ひと息つくのではなく、これから大観衆の前でラストスパートするのだ。
順位は関係ない。
存分に走りきりたと思う。
歳を取るにしたがって気力が充実してくるのは、残り時間の少なさを自覚してなのだろう。
そうと承知しながらも、腹の底からムクムクムとファイトが涌いてくるのだ。
65歳である
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