歳時記

首と肩と背中が痛い

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 昨日から首、そして肩と背中の上部が痛い。
 首の前側のスジも痛い。
 寝違いでも起こしたのだろうか。
「顔が少し赤いんじゃない?」
 愚妻に言われ、寝違いではなく、血圧のせいかもしれない。
 そう告げると、
「私も血圧が高かったころ、首が痛くて廻らなくなったものよ」
 ひとしきり思い出を口にしてから、
「気をつけてね」
 取ってつけたように言う。
 昨夜、九十九里の仕事部屋へ出かけるときのことである。
「気をつけろ、とは具体的に何を意味するのだ」
 私が厳しく追及すると、
「気をつけるというのは、気をつけることでしょう。ほかに意味があるの?」
「たとえば、スピードを出さないように気をつけて運転しなさい、とか言い方があるだろう」
「わかっているんなら、そうすればいいじゃないの」
 議論するだけ時間のムダなのだ。
 で、今日の昼間、例によって近くの旅館に出かけ、屋上の露天風呂に浸かる。
 青空を仰ぐ。
 首も肩も背中も痛い。
(あッ、長湯していて倒れたら旅館に迷惑がかかる!)
 不意に高血圧のことを思い出し、そそくさと風呂を出た次第。
 あっちが痛い、こっちが痛いで、恥ずかしい限り、
 そう言えば先日、両肩の痛みでリハビリに通っていたが、面倒くさくなり、担当の若い理学療法士に告げた。
「痛くたって、もういいよ。私の両肩は痛いもの、と思えばへっちゃらだから」
 この話を帰宅して愚妻に話すと、
「ちょっと、そんな言い方したら、療法士の人が傷つくでしょ!」
 他人には気づかいのできる愚妻が、私には、その片鱗すら見せないのである。

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