昨日、朝起きたらノドが痛む。
声が出ない。
風邪を引いた。
道場で子供たちを相手にするので、風邪が移りやすいのだろう。
「どうして風邪なんか引くのよ」
と愚妻は怒る。
「好きで引いたわけではない」
「うがいをちゃんとしないからよ」
「風邪を引く前に言え」
「もう、しょうがないんだら」
だが、仕事の追込みで、「しょうがない」というセリフは私には禁句。
パソコンに向かってせっせと原稿を書く。
途中で入浴する。
仮眠をとる。
そして、パソコンに向かう。
昨夜からこの繰り返し。
こういう芸当は自宅ならではで、道場の仕事部屋や、九十九里の仕事場ではできない。
口うるさくはあっても、愚妻がそばにいるのは何とも便利で、心強い。
今日の昼食はすき焼きにすると、いましがた私に告げにやってきた。
風邪で唸っているというのに、真っ昼間からすき焼きにするのか。
愚妻は便利で、心強くはあるが、時として、何を考えているのかわからなくなることがあるのだ。
風邪とすき焼き
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