歳時記

五輪に浮かれるノーテンキ

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 東京でオリンピック開催が決まったことで、高速道路の整備や地下鉄建設が急ピッチで進められるという。
「新しい東京」が連日、メディアで喧伝されている。
 その一方で、東日本大震災の被災地復興は、遅々として進まない。
「資材の高騰、作業員不足」
 ということをその理由にあげているが、ならば高速道路の整備も地下鉄建設も同様の理由で、遅々として進まないはずだが、そうはならないところに政治と社会の欺瞞(ぎまん)がある。
 これがもし、五輪が東北地方の都市で開催されるとなればどうか。
 急ピッチで都市整備がなされることだろう。
 オリンピック開催にケチをつけるわけではないが、被災地で暮らす方々の気持ちを考えると、
「ノーテンキに五輪に浮かれている場合か」
 と腹立たしさを感じてしまうのである。
 だが、この腹立たしさは所詮、「傍観者」のもの。
 能書きだけでなく、自分は社会に対していったい何が貢献できるのか。
 五輪に浮かれるメディアを横目でニラみつつ、そんなことを本気で考えている。
 

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