昨日の日曜日は、沖縄の文武館から副館長をお招きして、古武術の審査会とセミナーを開催。
支部から30余名が参加し、朝9時から夕方まで汗を流した。
受審者は実年が大半で、誰もが緊張していた。
加齢にしたがって緊張することが少なくなり、それが精神的弛緩を生む一因であるとするなら、審査会は技量の審査というだけでなく、別の意味を持っているように思う。
「心身」と言うがごとく、健康にとって身体に適度な運動が欠かせないのであれば、精神もまた「適度な緊張」が不可欠だと考えるのだ。
西洋スポーツには「試合」はあっても、「審査会」はない。
試合は「勝敗」を争うものであり、審査は「自分」を評価されるものだ。
それぞれに緊張感はあるが、その質において異なる。
「自分を評価される」というのは、根源的な意味での緊張感だろうと私は思うのだ。
だから緊張に耐え、昇級昇段していくにつれて、自信と風格が備わっていく。
会員たちのそんな姿を見るのが、何より私の楽しみでもある。
昨日は古武術の審査会
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