「食」が細くなった。
これまで食事に行ってコース料理を頼むときは、奮発して品数の多いコースにしていたが、最近は食べきれなくなった。
ケチるわけでなく、コース料理は最低ランクでちょうどいいのだ。
今日の昼食は知人に招かれ、美味しいと評判の中華料理店へ出かけたが、テーブルにズラリと並んだ料理を見るだけで、気持ちはもう満腹状態。
うまい料理を食べ切れないとは何とも情けなく、加齢を実感させられるのである。
そんな思いで帰宅すると、愚妻がテレビを見ながら大福を食べていた。
「食欲は生命力」
という言葉が脳裏をよぎる。
「おまえは元気だな」
と愚妻に言うと、
「ありがとう」
屈託のない返事。
ひょっとして愚妻は、長寿日本一になるのではないか。
長寿の双子姉妹「きんさん・ぎんさん」がいらしたから、金、銀とくれば愚妻は「銅」ということになるか。
わが家の「メダリスト」なのだ。
わが家の「メダリスト」
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