歳時記

宗教離れということ

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 昨日は僧侶の大先輩と、これからの浄土真宗の在り方など、喫茶店で2時間以上もお話をさせていただいた。
 触発され、また多くの気づきがあり、もっともっと真剣に取り組まなくては思いを新たにした。
 最近、「宗教離れ」ということが言われるが、孤独死や無縁社会が取り沙汰されるなど、現実において「死」はますます身近な問題になっている。
 それだけ「死」に対して関心が強くなっているはずなのに、「宗教離れ」とはどういうことだろうか。
 仏教や既存の宗教が「死」について応えていない、あるいは心の安心が得られないというのであれば、人々は何を拠り所にして「死」というものを克服しているのだろうか。
 つらつら考えるに、宗教離れ、仏教離れではなく、実相は〝寺院離れ〟であり〝教会離れ〟に過ぎないのではないか。
 そう考えていくと、寺を持たざるがゆえに、私も何かができるような気がするのだ。
 時代は急速に変わりつつある。

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