このところ、畑はまったくご無沙汰である。
愚妻も同様である。
「行けよ」
と言うと、
「あなたの担当でしょう」
と言い返してくる。
「わしは忙しくて時間がない」
「忙しいのは、あなただけじゃないわよ」
と言い返してくる。
そう言えば、東日本大震災のとき、
「バカって言えば、バカって言う。谺(こだま)でしょうか。いいえ、誰でも」
そんなAC機構のCMが四六時中、流れていたことを唐突に思い出した。
年明けの三月で、震災からまる二年が来る。
震災と原発の教訓を、意識の中で風化させてはならない。
来年はどういう一年にするか。
そんなことを考えつつ、
「人間、明日の命がわからないのに何をバカなことを」
と我が身を叱責する。
何事も「折り返し地点」までの道は遠く、半分を過ぎればあとは早い。
知人が「歳を取ると一日が長く、一年が経つのが早い」と言って笑っていた。
私は、一日も一年も経つのが早い。
どうやら、歳の取りようが、まだ足りないのかもしれない。
歳の取りようが足りない
投稿日: